皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「姫?」

「イリス?」

ああ、頭がぼんやりする。

考えすぎたせいだろうか。

そういえば、ここの所ゆっくり眠れていないからかもしれない。

お茶会が済めばきっと今より良い状態になるはずだって思っていたからテンション高くいられたんだけど……。

でも結局、私が知らないところで勝手に評価が上がっていたし……リリスお姉様をプッシュもできなかったし、なにもできなかったんじゃないかな。

むしろ陛下に睨まれたりした分疲れたっていうか。

(ああ、そうか、私疲れてるんだ)

緊張の糸が切れたって多分こういうことだ。

でも、お姉様とフォルセティが心配そうに私を覗き込んでいるのが見えて何とか答えなくちゃと思って口を開く。

「だいじょうぶ、です」

「少し疲れたのだろう、やはり顔色が優れないように見える」

「ええ、そうね……フォルセティ殿、イリスは私が連れて行きますので」

「……承知した」

「さ、イリス。立てるかしら?」

優しく触れる手に、素直に甘えることにした私はリリスお姉様に送ってもらって部屋で休むことにした。

フォルセティがこちらをじっと見ていたけれど、ぼんやりとした頭ではもう何も考えられなかった。
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