皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「リリス様、恩恵をどうか正しくお使いください。……それではイリス様」
「……ええ」
だから、後は私がこの石板に触れて何もないことを証明して終わり。
なんにも恩恵なんてないだろうから、気が楽ってものよね。
ふと、振り返って見上げれば私を見つめているフォルセティが立っている。
この人はお姉様のあの美しさを見て見惚れることがなかったんだろうか? そのくらい私に注目していて、なんとなくくすぐったくなった。
(リリスが、不安に思ったり葛藤していたように)
当たり前だけれど、物語の存在じゃなくて、皆、生きた一人の人間なんだ。
「……ええ」
だから、後は私がこの石板に触れて何もないことを証明して終わり。
なんにも恩恵なんてないだろうから、気が楽ってものよね。
ふと、振り返って見上げれば私を見つめているフォルセティが立っている。
この人はお姉様のあの美しさを見て見惚れることがなかったんだろうか? そのくらい私に注目していて、なんとなくくすぐったくなった。
(リリスが、不安に思ったり葛藤していたように)
当たり前だけれど、物語の存在じゃなくて、皆、生きた一人の人間なんだ。