皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「……お姉様と私は、別々にいた方が良いのかしら」
「それがよろしいかと」
あからさまにほっとしたユゼフに、また癇癪でも起こされると思ったのだろうかと苦笑が浮かぶ。それを見て彼は少しだけ焦ったようだった。
「お姉様、このような状況ですので互いに部屋に戻るのが得策かと思われます」
「イリス……大丈夫?」
「私は大丈夫です。お姉様は大丈夫ですか?」
「私は大丈夫よ、イリスがいてくれたもの」
「きっと城内はすぐに落ち着きますので、そうしたらお茶をいたしましょう」
「……待っているわね」
先程に比べたらずっと顔色の良くなったお姉様がようやく笑みを見せてくれた。
私も考えてみれば図太くなったものだなあと思う。いや、皇女としてこの人生を歩んでいるんだから当然といえば当然なんだけど……前世の感覚にどっちかっていうと近い気がするけれど、こういう時はやっぱり今世をちゃんと歩んでるんだなって思う。
不思議だなあ、なんて冷静に思えるのもやっぱり不思議だった。
「それがよろしいかと」
あからさまにほっとしたユゼフに、また癇癪でも起こされると思ったのだろうかと苦笑が浮かぶ。それを見て彼は少しだけ焦ったようだった。
「お姉様、このような状況ですので互いに部屋に戻るのが得策かと思われます」
「イリス……大丈夫?」
「私は大丈夫です。お姉様は大丈夫ですか?」
「私は大丈夫よ、イリスがいてくれたもの」
「きっと城内はすぐに落ち着きますので、そうしたらお茶をいたしましょう」
「……待っているわね」
先程に比べたらずっと顔色の良くなったお姉様がようやく笑みを見せてくれた。
私も考えてみれば図太くなったものだなあと思う。いや、皇女としてこの人生を歩んでいるんだから当然といえば当然なんだけど……前世の感覚にどっちかっていうと近い気がするけれど、こういう時はやっぱり今世をちゃんと歩んでるんだなって思う。
不思議だなあ、なんて冷静に思えるのもやっぱり不思議だった。