皇女殿下の幸せフェードアウト計画
レオニダス様の言葉に、私は何とも言えなかった。

確かに、そこで参加すれば彼らの意志を世界に示すことは可能だろう。味方を得ることだって可能かもしれない。

だけど、逆の可能性だって否めない。

少なくともアルセイド帝国内において彼らが害されることはなくても、そこでの状況次第で今まで以上に不利になることもあり得るのだから。

「おや、……フォルセティ殿」

「レオニダス殿」

ゆったりとした動きで近づいてきたフォルセティが、私に対して視線を和らげて礼をとる。けれどなぜかレオニダス様とはなんとなく、こう……雰囲気が悪い?

「クロフォード殿か探しておられた。早く戻った方がいい」

「それはそれは残念なお知らせだ! ……皇女殿下、よろしければ舞踏会でのエスコート役、このレオニダスが立候補してもよろしいですか」

するりと手を取られて私はびっくりする。

思わず見上げてバッチリあった目は楽し気だけど、引く気もないらしいことが雰囲気でわかる。

予想していなかったことに私の頭は真っ白だ!
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