皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「……貴女、見たことない顔ね」
「は、はい。先日から侍女として王城にお勤めさせていただいております」
「このようなところでなにをしているの、みっともない姿ね。……じっとなさい、頭に葉がついていてよ」
あんまりにもな姿に、私は思わず歩み寄ってその髪から葉っぱをとってあげることにした。
そんな私を見上げる侍女の姿はなんていうか、びっくりしすぎていておかしかった。
だって四つん這いのまま私を見上げて、眼鏡は半分ずり落ちているんだもの。
「えっ……え……」
「ほら、取れた。その様子だと、誰かに何かをされたのかしら?」
「は、はい……いえ! 何かされたわけではないです! ただ、あの、私の大切なものを風でこちらに飛ばされて」
「そう、失せ物は見つかって?」
「……はい」
「ならばここは王族用の庭園。勝手に踏み入れたと知れれば侍女頭に叱られてしまうから早く行きなさい」
ぼさぼさ頭の侍女さんが叱られては可哀想だと思わずそう言ってから私はハッとする。
良かった良かった、……じゃない!
私の立ち位置は、意地悪で癇癪持ちのワガママ皇女でしょうが!!
何を親切にした上に叱責もなしにむしろ心配してあげてるのか……これじゃ普段の行動が台無しになっちゃうじゃないか。
「は、はい。先日から侍女として王城にお勤めさせていただいております」
「このようなところでなにをしているの、みっともない姿ね。……じっとなさい、頭に葉がついていてよ」
あんまりにもな姿に、私は思わず歩み寄ってその髪から葉っぱをとってあげることにした。
そんな私を見上げる侍女の姿はなんていうか、びっくりしすぎていておかしかった。
だって四つん這いのまま私を見上げて、眼鏡は半分ずり落ちているんだもの。
「えっ……え……」
「ほら、取れた。その様子だと、誰かに何かをされたのかしら?」
「は、はい……いえ! 何かされたわけではないです! ただ、あの、私の大切なものを風でこちらに飛ばされて」
「そう、失せ物は見つかって?」
「……はい」
「ならばここは王族用の庭園。勝手に踏み入れたと知れれば侍女頭に叱られてしまうから早く行きなさい」
ぼさぼさ頭の侍女さんが叱られては可哀想だと思わずそう言ってから私はハッとする。
良かった良かった、……じゃない!
私の立ち位置は、意地悪で癇癪持ちのワガママ皇女でしょうが!!
何を親切にした上に叱責もなしにむしろ心配してあげてるのか……これじゃ普段の行動が台無しになっちゃうじゃないか。