皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「し、しかしおれはたとえ姫が許そうと、一介の兵士に過ぎず」
「将軍よ」
「は」
「フォルセティ・イグノアをお前の副官として加え、軍の増強を図るがいい。軍の増強が整い次第、軍を再編集し将軍は大将軍へ、副官であるアルトロとフォルセティについては将軍へと昇格させる」
「承知いたしました」
「陛下!?」
悲鳴のようなフォルセティの声に、諸侯たちも慌てて立ち上がった。
けれど陛下は手で諸侯たちの抗議を止めて、私を見てからフォルセティを見る。なんだか睨むようなそれは、でもどこか笑いを含んでいるように見えた。
「フォルセティよ、イリスでは不足か」
「は!? そ、そのようなことは決してございません!」
「ではなにか、余が義理の父親となるのでは不満か」
「そのようなことも、決して!」
陛下が片手に持っていた王笏で床をつくとドンッと大きな音がした。
それは国王の決定を示す音。古くから決められている、王権が発動した音だった。
「将軍よ」
「は」
「フォルセティ・イグノアをお前の副官として加え、軍の増強を図るがいい。軍の増強が整い次第、軍を再編集し将軍は大将軍へ、副官であるアルトロとフォルセティについては将軍へと昇格させる」
「承知いたしました」
「陛下!?」
悲鳴のようなフォルセティの声に、諸侯たちも慌てて立ち上がった。
けれど陛下は手で諸侯たちの抗議を止めて、私を見てからフォルセティを見る。なんだか睨むようなそれは、でもどこか笑いを含んでいるように見えた。
「フォルセティよ、イリスでは不足か」
「は!? そ、そのようなことは決してございません!」
「ではなにか、余が義理の父親となるのでは不満か」
「そのようなことも、決して!」
陛下が片手に持っていた王笏で床をつくとドンッと大きな音がした。
それは国王の決定を示す音。古くから決められている、王権が発動した音だった。