皇女殿下の幸せフェードアウト計画
そんな私に、お姉様が歩み寄った。
「イリス、父上はね、貴女に『お父様』って昔みたいに呼んでもらいたいのよ」
「えっ……」
「このじゃじゃ馬めが……何をするのかと見ておれば、まさかフォルセティにその身を与え、あやつが処断されぬようにするとは思いもよらなかったわ」
「フォルセティは、この国にとって必要な人です。ここにいる、皆が大切に思う人です」
私だって本当は簡単にフェードアウトするために、メインキャラとあんまり近い関係もなって思ってた時期だってありました。なんなら今だってできたらあんな怖い布お化けみたいな魔導士出てきたらどうしようってガクブルしちゃうけどね!?
だけど、ちょっと考えを変えてみたんだ。
私の設定では、フォルセティと結ばれた後、『イリス』は彼に愛されて幸せになってフェードアウトしたわけでしょ? なら今の状況だって、それはできるんじゃないかなって。
私は、今でもフェードアウトを諦めておりません!!
そんな私の真面目な顔に、陛下は顎に手を当ててにやりと笑った。
「では、お前はフォルセティを慕ってはおらんのか」
「えっ」
なんだか嫌な予感がするぞ? そう思った私に投げかけられたその言葉は爆弾みたいなものだった。
なぜかそこでわいわい喜びの声を挙げていた諸侯たちまでぴたりと動きを止めて、お姉様は私の肩を押すようにしてフォルセティと向かい合わせにしちゃうし。
「イリス、父上はね、貴女に『お父様』って昔みたいに呼んでもらいたいのよ」
「えっ……」
「このじゃじゃ馬めが……何をするのかと見ておれば、まさかフォルセティにその身を与え、あやつが処断されぬようにするとは思いもよらなかったわ」
「フォルセティは、この国にとって必要な人です。ここにいる、皆が大切に思う人です」
私だって本当は簡単にフェードアウトするために、メインキャラとあんまり近い関係もなって思ってた時期だってありました。なんなら今だってできたらあんな怖い布お化けみたいな魔導士出てきたらどうしようってガクブルしちゃうけどね!?
だけど、ちょっと考えを変えてみたんだ。
私の設定では、フォルセティと結ばれた後、『イリス』は彼に愛されて幸せになってフェードアウトしたわけでしょ? なら今の状況だって、それはできるんじゃないかなって。
私は、今でもフェードアウトを諦めておりません!!
そんな私の真面目な顔に、陛下は顎に手を当ててにやりと笑った。
「では、お前はフォルセティを慕ってはおらんのか」
「えっ」
なんだか嫌な予感がするぞ? そう思った私に投げかけられたその言葉は爆弾みたいなものだった。
なぜかそこでわいわい喜びの声を挙げていた諸侯たちまでぴたりと動きを止めて、お姉様は私の肩を押すようにしてフォルセティと向かい合わせにしちゃうし。