皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「過去に負けないでくれる?」

「姫が、望むなら」

「ええ、望むわ」

「ならば、誰にも負けないと誓おう」

縋りつくように抱き着けば、フォルセティが抱き返してくれた。

わっと声が聞こえて恥ずかしいやり取りを聞かれてしまったと思ったけれど……それでも私は、幸せだと思った。
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