皇女殿下の幸せフェードアウト計画
舞踏会の会場を抜ければ、警護についている騎士が怪訝そうな顔を私に一瞬みせたけれど私はそれに気が付かないふりをしたまま、皇帝陛下の控えの部屋に向かう。
入口に立つ警備兵が私に敬礼するのを無視して中に入れば、皇帝陛下だけでなく皇后であるお母様もいて私は眉を顰めた。
(おかしい、なんで二人とも揃ってるの? しかもロベルトまでいる)
物語上では皇帝陛下は一人だったはずだ。
そうやって『暗殺者』をおびき出してそうしたら将軍とロベルトが姿を現し、暗殺者の正体がリリスで……ってなったはずなんだけど。
「イリスではないか。どうした? おお、フォルセティ。そなたもいたのか」
「姫に許しを得て、お傍にいさせていただいております」
「そうか、そうか」
皇帝陛下は私の姿を見て笑顔を見せてくれたけど、その私の後ろから現れたフォルセティにもっと良い笑顔を……いやうん、わかってる。わかってるけどさあ、この露骨な差よね!
入口に立つ警備兵が私に敬礼するのを無視して中に入れば、皇帝陛下だけでなく皇后であるお母様もいて私は眉を顰めた。
(おかしい、なんで二人とも揃ってるの? しかもロベルトまでいる)
物語上では皇帝陛下は一人だったはずだ。
そうやって『暗殺者』をおびき出してそうしたら将軍とロベルトが姿を現し、暗殺者の正体がリリスで……ってなったはずなんだけど。
「イリスではないか。どうした? おお、フォルセティ。そなたもいたのか」
「姫に許しを得て、お傍にいさせていただいております」
「そうか、そうか」
皇帝陛下は私の姿を見て笑顔を見せてくれたけど、その私の後ろから現れたフォルセティにもっと良い笑顔を……いやうん、わかってる。わかってるけどさあ、この露骨な差よね!