皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「来客がいるようであれば特に声をかけるまでもなく戻れば良いでしょう。ただの退屈凌ぎよ」
「かしこまりました」
部屋を出る言い訳のようにそんなことを言う私は、すっかりワガママ皇女として素直ではない部分が板についてしまった。今後矯正していけるんだろうか……。
そんなことを考えながら城内を歩いていると、やっぱり視線が気になった。
私がいることにまず驚いて、それから平伏して、通り過ぎた後にひそひそと声が聞こえるのはやっぱり気分がいいものじゃない。
だけどそこを一つ一つ拾い上げて文句を言ったってしょうがないし、何を言っていたのか問い詰めるのだって億劫だ。
あと少し、もう少し。
我慢すれば、それで終わるだけの話。
この光景も、ここから見る景色もあと少しでお別れだと思うと少しだけセンチメンタルな気持ちになったところで、私の前方に皇帝陛下の姿が見えて私は淑女の礼をとった。
「かしこまりました」
部屋を出る言い訳のようにそんなことを言う私は、すっかりワガママ皇女として素直ではない部分が板についてしまった。今後矯正していけるんだろうか……。
そんなことを考えながら城内を歩いていると、やっぱり視線が気になった。
私がいることにまず驚いて、それから平伏して、通り過ぎた後にひそひそと声が聞こえるのはやっぱり気分がいいものじゃない。
だけどそこを一つ一つ拾い上げて文句を言ったってしょうがないし、何を言っていたのか問い詰めるのだって億劫だ。
あと少し、もう少し。
我慢すれば、それで終わるだけの話。
この光景も、ここから見る景色もあと少しでお別れだと思うと少しだけセンチメンタルな気持ちになったところで、私の前方に皇帝陛下の姿が見えて私は淑女の礼をとった。