皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「……なぜ、ここにいるのだイリス。これより先にはリリスの居室」
「ここ数日、部屋に籠る私を案じリリス様がお花をくださいました。そのお礼を申し上げに参るところにございます」
「お前が、礼?」
訝しむ声はそのまま疑いの声なのだろう。
父親にそこまで疑われるような関係であったということに心が軋むような気がしたけれど、伏していたおかげで泣きそうになった顔は見られずに済んだ。
「なにをしているのですか」
「リリス!」
そんな冷え切った雰囲気に私の後ろにいたウルスラと、陛下の後ろにいた護衛騎士が困惑していたところで別に声がかかった。
凛としたその声にはっとして顔を上げればそれはもう嬉しそうな皇帝陛下の笑顔があって……。そしてそこには声の主であるリリスと……彼女の傍らにはフォルセティの姿もあって、またきしりと私の心が軋んだ。
「ここ数日、部屋に籠る私を案じリリス様がお花をくださいました。そのお礼を申し上げに参るところにございます」
「お前が、礼?」
訝しむ声はそのまま疑いの声なのだろう。
父親にそこまで疑われるような関係であったということに心が軋むような気がしたけれど、伏していたおかげで泣きそうになった顔は見られずに済んだ。
「なにをしているのですか」
「リリス!」
そんな冷え切った雰囲気に私の後ろにいたウルスラと、陛下の後ろにいた護衛騎士が困惑していたところで別に声がかかった。
凛としたその声にはっとして顔を上げればそれはもう嬉しそうな皇帝陛下の笑顔があって……。そしてそこには声の主であるリリスと……彼女の傍らにはフォルセティの姿もあって、またきしりと私の心が軋んだ。