皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「そうですわ、言い過ぎです。それに父上、なぜ私とイリスとの会話に割り込むのです」
「リリス、しかし」
「私は、イリスと、話をしているのですが?」
出かけた涙が引っ込んだ。
おかしくないかな? ウルスラが私を庇おうとしたのは私付きの侍女だからで、変なものなんか使っていないと証明しないと彼女にも塁が及ぶからとばかり思っていたけれど……なんでリリスとフォルセティまで私を庇ってくれているんだろう。
まあフォルセティに関してはリリスにいいところを見せたい可能性もあるのかもしれないけど……それにしたってなんだか陛下が可哀想になってくる布陣じゃなかろうか。
手元に戻って来た愛しい女性との娘を守らねばって思って行動したらその娘からすげなくされている陛下、行き場のない手がなんだか……。
「イリス」
「は、はいっ」
「そのショールは私に渡すために持ってきてくれたの?」
「……は、はい……」
にこりと柔らかな笑みと共に差し伸べられた手は、それを渡せという意味なのだろうと察したけれど……いいのかな。
陛下は厳しい顔をしているし、ついでに言うとリリスと私の間にはまだフォルセティが立ちはだかったままなんだけど。
「リリス、しかし」
「私は、イリスと、話をしているのですが?」
出かけた涙が引っ込んだ。
おかしくないかな? ウルスラが私を庇おうとしたのは私付きの侍女だからで、変なものなんか使っていないと証明しないと彼女にも塁が及ぶからとばかり思っていたけれど……なんでリリスとフォルセティまで私を庇ってくれているんだろう。
まあフォルセティに関してはリリスにいいところを見せたい可能性もあるのかもしれないけど……それにしたってなんだか陛下が可哀想になってくる布陣じゃなかろうか。
手元に戻って来た愛しい女性との娘を守らねばって思って行動したらその娘からすげなくされている陛下、行き場のない手がなんだか……。
「イリス」
「は、はいっ」
「そのショールは私に渡すために持ってきてくれたの?」
「……は、はい……」
にこりと柔らかな笑みと共に差し伸べられた手は、それを渡せという意味なのだろうと察したけれど……いいのかな。
陛下は厳しい顔をしているし、ついでに言うとリリスと私の間にはまだフォルセティが立ちはだかったままなんだけど。