皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「リリス様に、ショールを作りましたの。受け取っていただければ、嬉しいです」
「私に……作った!? こんな素敵なものを!? すごいわ、イリス!」
おずおずと差し出したそれをリリスはぱっと満開の花のような笑顔で受け取ってくれた。
それどころか陛下が止める間もなく広げたかと思うと、その場でショールをまとってくれたのだ。ああ、やっぱり華やかな彼女に似合うシンプルなデザインにして良かった。
「……良かった……」
ほっとして零れた言葉は、喜んでくれたことに対する私の気持ちだった。
だってリリスは、私が憧れた女性。
逆境に負けず真っ直ぐに生きて、時々視野が狭くなるけど大切な人のために邁進できる女性。自分の言いたいことをきちんと言えて、ちゃんと謝ることもできて、怖い時にだって怖いと思いながら立ち上がれる、そんな大人の女性。
その人が、喜んでくれていると思うと心が浮き立ってしまってもしょうがない。
私の呟きにも似たその声はとても小さかったから、気づかれることはなかったと思う。
「私に……作った!? こんな素敵なものを!? すごいわ、イリス!」
おずおずと差し出したそれをリリスはぱっと満開の花のような笑顔で受け取ってくれた。
それどころか陛下が止める間もなく広げたかと思うと、その場でショールをまとってくれたのだ。ああ、やっぱり華やかな彼女に似合うシンプルなデザインにして良かった。
「……良かった……」
ほっとして零れた言葉は、喜んでくれたことに対する私の気持ちだった。
だってリリスは、私が憧れた女性。
逆境に負けず真っ直ぐに生きて、時々視野が狭くなるけど大切な人のために邁進できる女性。自分の言いたいことをきちんと言えて、ちゃんと謝ることもできて、怖い時にだって怖いと思いながら立ち上がれる、そんな大人の女性。
その人が、喜んでくれていると思うと心が浮き立ってしまってもしょうがない。
私の呟きにも似たその声はとても小さかったから、気づかれることはなかったと思う。