皇女殿下の幸せフェードアウト計画
思わず感動していると、陛下の咳払いが聞こえて私は慌てて離れてもう一度頭を下げた。

そしてウルスラを伴ってこの場を辞そうとしたところで、一緒に大きな人影が動いたことに目を丸くする。

「フォ、フォルセティ?」

「なんだろうか」

「なぜ一緒に来るの? 貴方はリリス様にご用があったのではなくて?」

「いや。リリス殿であれば、姫の様子をご存知かと思って訪ねただけに過ぎない」

ふるりと首を振られて述べられた内容が、私目的だとはっきり言われて私はどう反応して良いのかわからなかった。

そういえば毎日のように面会に来てくれていたんだし、どうして会ってくれないのかとか思って当然よね……だけどまさか人に聞きに行くとかそんなことまでしているとは思わなかった!
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