秘密の懐妊~極上御曹司の赤ちゃんを授かりました~
話しながらちょうど湖が見渡せる場所に出たため、その遊覧船をすぐに見つけることができた。
「私も翔悟さんと遊覧船に乗りたいです。乗りましょうよ!」
「もちろん。俺もそう思っていた」
思いが通じ合い、心なしか歩くスピードが上がっていく。子供のようだと思いながらも、舞い上がる気持ちは止められなかった。
ワクワクしながら遊覧船に乗り込んだ。どうせならと個室として利用できる特別船室のチケットを購入し、いざ船内へ。胸を高鳴らせながら約一時間ほどのクルーズの旅が始まる。
キラキラと日差しを反射する湖面や、湖に沿って広がる山や木々など自然豊かな光景の中に時折混じる趣ある街並み。
翔悟さんと寄り添って見つめていると、高まっていた気持ちが徐々に穏やかになり、幸福感に包まれたままあっという間に時間は過ぎていった。
遊覧船を降りた後は、近くのお店でお蕎麦を食べ、もう少しだけ辺りを散歩し、車へと戻った。
次に向かうのは今晩の宿泊先だ。街並みから外れて山を奥深くへと進んでいく。