【完】溺愛したいのは、キミだけ。
その日の夜。夕飯を食べたあと、私がお姉ちゃんの部屋に行ったら、お姉ちゃんはいつものように大好きな声優のライブDVDを見ていた。
お姉ちゃんの琴梨はちょっと天然だけど、見た目はお人形のようなふわふわ系美少女で、すごくモテる。
だけど、今まで一度も彼氏がいたことはない。
なぜならお姉ちゃんは、とってもマイペースな性格で、身近な男の子にはまったく興味がないから。
お姉ちゃんが興味があるのはただ一人、人気声優の『星野カケル』だけ。
そう。お姉ちゃんはもう長い間ずっと、この声優に恋してるんだ。
「お姉ちゃん、今週だっけ? カケルくんのライブ」
私が問いかけると、すぐさま振り返り、満面の笑みを浮かべるお姉ちゃん。
「そうなのっ! 土曜日やっとまたカケルくんに会えるの!」
その表情はもう恋する乙女そのもので、相変わらず可愛い。
「そっかぁ。それじゃ、今回お姉ちゃんは行けないってことだよね? あのエンジェルスイーツのイベント」
「うん。美羽がキャンペーンガールやるから行きたかったけど、今回は行けないかなぁ。ライブは夕方からだけど、お昼からグッズ販売もあるし……」
お姉ちゃんの琴梨はちょっと天然だけど、見た目はお人形のようなふわふわ系美少女で、すごくモテる。
だけど、今まで一度も彼氏がいたことはない。
なぜならお姉ちゃんは、とってもマイペースな性格で、身近な男の子にはまったく興味がないから。
お姉ちゃんが興味があるのはただ一人、人気声優の『星野カケル』だけ。
そう。お姉ちゃんはもう長い間ずっと、この声優に恋してるんだ。
「お姉ちゃん、今週だっけ? カケルくんのライブ」
私が問いかけると、すぐさま振り返り、満面の笑みを浮かべるお姉ちゃん。
「そうなのっ! 土曜日やっとまたカケルくんに会えるの!」
その表情はもう恋する乙女そのもので、相変わらず可愛い。
「そっかぁ。それじゃ、今回お姉ちゃんは行けないってことだよね? あのエンジェルスイーツのイベント」
「うん。美羽がキャンペーンガールやるから行きたかったけど、今回は行けないかなぁ。ライブは夕方からだけど、お昼からグッズ販売もあるし……」