平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
先程会ったトナー達は、幼獣舎の方は行かなくてもいいと言っていた。彼らの方でしばらく幼獣達をみるつもりなのなら、一時抜け出したとしても大丈夫だろう。

「カルロ、女王様のもとへ案内してくれる?」

そこに望みを託してみよう。

まずは、攫われた子達がどこにいるのかを突きとめるのだ。そう不安を押し殺して、濡れた瞳で強く見上げるリズに、カルロは――

『承知した』

そう地面に字を刻んで答えた。

そうしてリズとカルロは、一緒に獣騎士団の敷地から出るため会議を開いて、作戦を立てるべく手短に話し合った。



              ◆



作戦を立てた後、リズは白獣の女王と会うためカルロと行動を開始した。

「ほんとに大丈夫かしら……」

『堂々としてりゃ意外と目立たずバレない』

途中で知り合いに見つかったら誤魔化せない、という不安が込み上げた。しかし緊急を要するのだ。カルロにもらったアドバイスを信じることにした。

人がほとんど出払っていることもあって、外へ抜け出すのは容易かった。
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