平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
そこに、白獣の女王様はいる。
そうでなければ説明が付かない気がした。半永久的に生きている特別な存在なのに知られていなくて、だからジェド達も山の下でバタバタしているのだ。
カルロが一つ頷いた。リズは今更のように緊張感を覚える。
「……カルロ、女王様のことは、他の白獣達は知っているの?」
『知っている。けど大切で畏れ多い存在。口を固く閉ざす』
「それは本来であれば、人間に教えてはいけないからなんじゃないの?」
はじめて、カルロの爪の動きが止まった。
じっとカルロは地面を見ている。リズが見守っている中、やがてカルロが動き出して地面の土をならし、それから再び字を刻み出した。
『白獣は格で決まる。口を閉ざすのは、彼らには判断の権限がないからだ。畏れより女王に許可を求める白獣も、近年にはない』
「格? よく分からないのだけれど、カルロにはその権限がある、と……?」
するとカルロが、「ふむ」と考える風な珍しい表情をして、すぐにガリガリと書き始めた。
『ある。オレは、そこそこ格上』
ざっくりとカルロが回答した。
なんだか、その一文に色々と集約されて説明を丸投げされた気がした。恐らくは説明されたとしても、最近白獣を知った自分には理解出来ないのだろうけど……。
と、カルロが真面目な様子で見つめ返してきた。
『普通の方法じゃ行けないのは、合ってる』
そうでなければ説明が付かない気がした。半永久的に生きている特別な存在なのに知られていなくて、だからジェド達も山の下でバタバタしているのだ。
カルロが一つ頷いた。リズは今更のように緊張感を覚える。
「……カルロ、女王様のことは、他の白獣達は知っているの?」
『知っている。けど大切で畏れ多い存在。口を固く閉ざす』
「それは本来であれば、人間に教えてはいけないからなんじゃないの?」
はじめて、カルロの爪の動きが止まった。
じっとカルロは地面を見ている。リズが見守っている中、やがてカルロが動き出して地面の土をならし、それから再び字を刻み出した。
『白獣は格で決まる。口を閉ざすのは、彼らには判断の権限がないからだ。畏れより女王に許可を求める白獣も、近年にはない』
「格? よく分からないのだけれど、カルロにはその権限がある、と……?」
するとカルロが、「ふむ」と考える風な珍しい表情をして、すぐにガリガリと書き始めた。
『ある。オレは、そこそこ格上』
ざっくりとカルロが回答した。
なんだか、その一文に色々と集約されて説明を丸投げされた気がした。恐らくは説明されたとしても、最近白獣を知った自分には理解出来ないのだろうけど……。
と、カルロが真面目な様子で見つめ返してきた。
『普通の方法じゃ行けないのは、合ってる』