平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
雑に置かれてある荷物を、急ぎ確認していった。足音に気を付けつつ岩場を進んだところで、ふと、奥に大きな四角い荷物が置かれてあるのに気付いた。
それは粗い古布で覆われていて、上部分には雑な結び目がある。
するとカルロが、目に留めた途端に美しい紫色の目を見開いた。覚えでもあると言わんばかりに、片方の前足で荷物の前をポフポフと忙しなく叩く。
「カルロ、何か知っているの?」
下は岩だ。字を掘ることは出来ない――。
そう考えたところで、リズは少し遅れて「あっ」と声を上げた。荷物の中で一番大きくて、|不自然なくらいに随分容量のある唯一の四角い箱形《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》。
小型犬くらいであれば、二頭くらい平気で収まってしまえる大きさだ。
そう気付いた直後、リズはその古布を解きにかかっていた。急いてもだつく手で覆いを取ってみると、動物用の檻が現われた。
そこには、力なく横たわっている二頭の幼獣が入っていた。
「いたわ!」
リズは、脇目も振らずに檻を掴んだ。ふわふわの白い身体をした幼獣達は、普段見掛けていた健康的な寝姿とは違ってぐったりとしている。
慌てて檻の蓋を探していると、痺れを切らしたようにカルロが「ふんっ」と鼻を鳴らして頭を寄せてきた。少し横にどけられたかと思うと、彼が牙をむき出しに檻の上部分に噛み付いた。
リズは、近くで目にしたカルロの獣的な一面に驚いた。バキリ、と音がして頑丈な檻が破壊されるのを見て、そういえばかなり大きな白獣だったと思い出す。
「檻も噛み砕けるくらいに顎も強いのね……」
そう呆けた声が出たら、カルロが「ふんっ」と視線を寄越してきた。
それは粗い古布で覆われていて、上部分には雑な結び目がある。
するとカルロが、目に留めた途端に美しい紫色の目を見開いた。覚えでもあると言わんばかりに、片方の前足で荷物の前をポフポフと忙しなく叩く。
「カルロ、何か知っているの?」
下は岩だ。字を掘ることは出来ない――。
そう考えたところで、リズは少し遅れて「あっ」と声を上げた。荷物の中で一番大きくて、|不自然なくらいに随分容量のある唯一の四角い箱形《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》。
小型犬くらいであれば、二頭くらい平気で収まってしまえる大きさだ。
そう気付いた直後、リズはその古布を解きにかかっていた。急いてもだつく手で覆いを取ってみると、動物用の檻が現われた。
そこには、力なく横たわっている二頭の幼獣が入っていた。
「いたわ!」
リズは、脇目も振らずに檻を掴んだ。ふわふわの白い身体をした幼獣達は、普段見掛けていた健康的な寝姿とは違ってぐったりとしている。
慌てて檻の蓋を探していると、痺れを切らしたようにカルロが「ふんっ」と鼻を鳴らして頭を寄せてきた。少し横にどけられたかと思うと、彼が牙をむき出しに檻の上部分に噛み付いた。
リズは、近くで目にしたカルロの獣的な一面に驚いた。バキリ、と音がして頑丈な檻が破壊されるのを見て、そういえばかなり大きな白獣だったと思い出す。
「檻も噛み砕けるくらいに顎も強いのね……」
そう呆けた声が出たら、カルロが「ふんっ」と視線を寄越してきた。