平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
けれど、山の中を走り慣れてもいない娘が、鍛えられた男達を振り払えるはずもなかった。
次第に距離は縮まってきた。リズもそれを分かって必死になる中、無精鬚をはやした一人の男が、狩猟銃を片手に苛立った様子で腕を伸ばす。
「このクソ女! 止まれ――」
その手が、リズの背中の上で揺れる柔らかな髪に届きかけた時、カルロが目を走らせ、迫ったその男を大きな尻尾を動かして払い飛ばした。
「この野郎っ! 獣の分際で!」
カッとなった男の一人が、狩猟銃を構えるのが見えた。
リズは背筋が冷えて、真っ青な顔で「やめて!」と叫んだ。
「カルロを撃たないでっ!」
そう悲鳴のような声が彼女の口が上がる中、カルロが素早く動き出した。その男の狩猟銃に喰らい付くと、そのまま乱暴に放って男を木へ叩き付ける。
すると男達が、次々に狩猟用の銃を構えて発砲してきた。
リズは「きゃあ!」と悲鳴を上げて咄嗟に頭を低くした。恐怖で一気に足が竦みそうになったが、せめて幼獣達には当たらないようにとぎゅっと抱え込む。
私が、この子達を守らなくちゃ。
たとえ撃たれたとしても、こうしていれば幼獣達には当たらないはず……。
悲鳴に気付いたカルロが、ハッと反撃の手を引っ込めリズのもとまで後退した。乱れ撃ち状態の中、銃弾の軌道からそらさせるように庇いつつ彼女を走らせる。
男達は、後ろからどんどん撃ってきた。
次第に距離は縮まってきた。リズもそれを分かって必死になる中、無精鬚をはやした一人の男が、狩猟銃を片手に苛立った様子で腕を伸ばす。
「このクソ女! 止まれ――」
その手が、リズの背中の上で揺れる柔らかな髪に届きかけた時、カルロが目を走らせ、迫ったその男を大きな尻尾を動かして払い飛ばした。
「この野郎っ! 獣の分際で!」
カッとなった男の一人が、狩猟銃を構えるのが見えた。
リズは背筋が冷えて、真っ青な顔で「やめて!」と叫んだ。
「カルロを撃たないでっ!」
そう悲鳴のような声が彼女の口が上がる中、カルロが素早く動き出した。その男の狩猟銃に喰らい付くと、そのまま乱暴に放って男を木へ叩き付ける。
すると男達が、次々に狩猟用の銃を構えて発砲してきた。
リズは「きゃあ!」と悲鳴を上げて咄嗟に頭を低くした。恐怖で一気に足が竦みそうになったが、せめて幼獣達には当たらないようにとぎゅっと抱え込む。
私が、この子達を守らなくちゃ。
たとえ撃たれたとしても、こうしていれば幼獣達には当たらないはず……。
悲鳴に気付いたカルロが、ハッと反撃の手を引っ込めリズのもとまで後退した。乱れ撃ち状態の中、銃弾の軌道からそらさせるように庇いつつ彼女を走らせる。
男達は、後ろからどんどん撃ってきた。