平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
そうジェドの方から問い掛けが来る。

カルロは肯定を伝えるべく、向かいに来た彼を、落ち着きを払った紫色(バイオレッド)の目で真っすぐ見つめ返して頷いて見せた。

これから話そう。

そうして、直接オレの声や思いを聞いてくれないか。

そのままカルロは、視線の高さを合わせるようにジェドを見つめ返すと――敬意を持って、忠誠を誓う戦士のごとく深々と頭を下げた。



オレには、お前が必要だ。

そしてお前には、オレが必要なんだろう、『団長様』とやら。



リズ流の呼び方で思って、カルロは苦笑を浮かべる。

初めて目にした時から分かっていた。任せられるという絶対の信頼感。欠けていたモノが埋まり、物足りなさも不安も全て払拭されるような感覚。

一目で感じたのは、オレはこいつの獣であったのか、という安心感だった。

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