平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
共に生きられる相棒。共に分かち合える戦友。
自分が欲しかったものは、コレであったのかと気付かされた。もうオレは一頭(ひとり)ではない。彼と一緒であれば、もう怖いものは何もない。
オレが、リズを選んだのは――この騎士にとって『特別』で『気に入っている』予感がしたからだ。
一人のオスとして惹かれているようだった。見つめていたい、近付きたい、触りたい、と、追うその目に日増し特別な想いが宿っていくようにも感じた。
そうして先日、ようやく彼は自覚したみたいだった。他のオスに掻っ攫われたらと気付いたのか、「ひとまず後で策を考える」「それまで『同じ事故』はさせるな」と、オレ相手に頼んできた。
彼はもう、リズを手放す気はないでいるらしい。オレもリズを気に入っている。
――つまり獣(じぶん)の予感は確かであったのか、とカルロは思った。
※※※
身体がなんだか痛い。
パラリ、と降ってきた小さな石が頭にあたる感触を覚えた。土っぽい湿った匂いがしていて、リズは「うっ」と呻く自分の声で意識が戻った。
ふっと、ゆっくり目を開けてみる。
とても静かだ。風が、上を通り過ぎていく音がしていた。
そういえば、落ちてしまったのだ。打ち付けた身体がずきずきと痛んでいる。それが次第に落ち着いていくのを待っていたところで、ハタと思い出した。
自分が欲しかったものは、コレであったのかと気付かされた。もうオレは一頭(ひとり)ではない。彼と一緒であれば、もう怖いものは何もない。
オレが、リズを選んだのは――この騎士にとって『特別』で『気に入っている』予感がしたからだ。
一人のオスとして惹かれているようだった。見つめていたい、近付きたい、触りたい、と、追うその目に日増し特別な想いが宿っていくようにも感じた。
そうして先日、ようやく彼は自覚したみたいだった。他のオスに掻っ攫われたらと気付いたのか、「ひとまず後で策を考える」「それまで『同じ事故』はさせるな」と、オレ相手に頼んできた。
彼はもう、リズを手放す気はないでいるらしい。オレもリズを気に入っている。
――つまり獣(じぶん)の予感は確かであったのか、とカルロは思った。
※※※
身体がなんだか痛い。
パラリ、と降ってきた小さな石が頭にあたる感触を覚えた。土っぽい湿った匂いがしていて、リズは「うっ」と呻く自分の声で意識が戻った。
ふっと、ゆっくり目を開けてみる。
とても静かだ。風が、上を通り過ぎていく音がしていた。
そういえば、落ちてしまったのだ。打ち付けた身体がずきずきと痛んでいる。それが次第に落ち着いていくのを待っていたところで、ハタと思い出した。