平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
どうして自分が、カルロに教育係りとして選ばれたのか分からなかった。もしかしたら、こんなにも頼りない教育係りだったのか、と先程の件で彼を失望させてしまったのでは……?
そうしてカルロは、落ちてびっくりした拍子に獣の本能を思い出し、そのままこの穴から飛び出して行ってしまったのではないだろうか。
そう理解した途端、身体から力が抜けてしまった。
「…………やっぱり、私ではだめだったのね」
ぺたりと座り込んだリズは、腕の中でぐったりしている愛しい幼獣達を見下ろして、つい涙腺が緩んだ。
やはり自分は、教育係りとしては全然だめだったのだろう。教えるものと教えられるものの信頼関係や、交流も深められていなかったのかもしれない。
カルロはとても賢くて、能力も高い白獣だ。
それでいて、とても強い意思を瞳に宿していた。嫌になって途中で逃げ出すような獣ではない。
悪いのは全部、そうさせてしまったリズの方だ。こんな平凡な自分が教育係りにあたってしまったせいで、あんなにも能力が高く賢かったのに、カルロを相棒獣として成長させてあげられなかった。
「ごめんなさいカルロ、私が不甲斐ないばっかりに……」
涙が込み上げそうになった。
少し性格に難はあるけれど、心強くて、それでいてやんちゃな子供みたいで……そういった全部を可愛くも思っていた。
カルロを立派な相棒獣にしてあげたかった。
でも、もう無理なのだろう。ここは彼がいた山だ。カルロが野生に返ってしまったとしたの
そうしてカルロは、落ちてびっくりした拍子に獣の本能を思い出し、そのままこの穴から飛び出して行ってしまったのではないだろうか。
そう理解した途端、身体から力が抜けてしまった。
「…………やっぱり、私ではだめだったのね」
ぺたりと座り込んだリズは、腕の中でぐったりしている愛しい幼獣達を見下ろして、つい涙腺が緩んだ。
やはり自分は、教育係りとしては全然だめだったのだろう。教えるものと教えられるものの信頼関係や、交流も深められていなかったのかもしれない。
カルロはとても賢くて、能力も高い白獣だ。
それでいて、とても強い意思を瞳に宿していた。嫌になって途中で逃げ出すような獣ではない。
悪いのは全部、そうさせてしまったリズの方だ。こんな平凡な自分が教育係りにあたってしまったせいで、あんなにも能力が高く賢かったのに、カルロを相棒獣として成長させてあげられなかった。
「ごめんなさいカルロ、私が不甲斐ないばっかりに……」
涙が込み上げそうになった。
少し性格に難はあるけれど、心強くて、それでいてやんちゃな子供みたいで……そういった全部を可愛くも思っていた。
カルロを立派な相棒獣にしてあげたかった。
でも、もう無理なのだろう。ここは彼がいた山だ。カルロが野生に返ってしまったとしたの