平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
「…………え、と……こんにちは?」
賢いと聞いていたので、ひとまずは敵ではありませんと伝えるみたいに、小さな仕草を交えてリズは挨拶をしてみた。
と、不意に幼獣達の紫の目がキラキランっと輝いた。
「え」
「みゅーっ、みゃみゃ!」
なんだか狼っぽい外見とは裏腹の、大変愛らしい生物の鳴き声がした。
だが直後、そんな明るい人懐っこい声を出した幼獣達が、一斉に飛びかかってきてリズは考える余裕もなくなった。
「ふぎゃっ」
見た目よりも力強くて、リズはあっという間に仰向けに押し倒されていた。
その途端、ぺろぺろと顔中を舐められ出した。匂いを嗅いだり頭やら身体やらをぐりぐりと押し付けてきて、遊んでと言わんばかりの勢いだった。
何が起こっているのか分からない。幼獣達の下に埋もれたリズは、大騒ぎする彼らの動きがくすぐったいし、顔中を舐められていて目も開けられなかった。
ふわふわが想像以上に柔らかいし、温かくて少しだけ獣臭い。幼獣達の短い手足も体毛に包まれていて、ふみふみしてくる感触もほど良い体重でくすぐったい。
「ちょ、もうストップ! 舐めるのダメ――あっ」
呆けていた副団長コーマックが、そんな声を聞いてハタと我に返った。
数頭の幼獣がぐいぐいスカートに頭を突っ込み、リズは必死に布を下に引っ張っていた。白い太腿が見えてしまっているのに気付いた彼が、慌てて助け起こした。
「すみません。少し驚いてしまって、助けるのが遅れました」
腕を引っ張って立たせてもらったリズは、片手でどうにかスカートを下ろした。顔中舐められていたせいで、「けほっ」と小さく咳込んでしまう。
賢いと聞いていたので、ひとまずは敵ではありませんと伝えるみたいに、小さな仕草を交えてリズは挨拶をしてみた。
と、不意に幼獣達の紫の目がキラキランっと輝いた。
「え」
「みゅーっ、みゃみゃ!」
なんだか狼っぽい外見とは裏腹の、大変愛らしい生物の鳴き声がした。
だが直後、そんな明るい人懐っこい声を出した幼獣達が、一斉に飛びかかってきてリズは考える余裕もなくなった。
「ふぎゃっ」
見た目よりも力強くて、リズはあっという間に仰向けに押し倒されていた。
その途端、ぺろぺろと顔中を舐められ出した。匂いを嗅いだり頭やら身体やらをぐりぐりと押し付けてきて、遊んでと言わんばかりの勢いだった。
何が起こっているのか分からない。幼獣達の下に埋もれたリズは、大騒ぎする彼らの動きがくすぐったいし、顔中を舐められていて目も開けられなかった。
ふわふわが想像以上に柔らかいし、温かくて少しだけ獣臭い。幼獣達の短い手足も体毛に包まれていて、ふみふみしてくる感触もほど良い体重でくすぐったい。
「ちょ、もうストップ! 舐めるのダメ――あっ」
呆けていた副団長コーマックが、そんな声を聞いてハタと我に返った。
数頭の幼獣がぐいぐいスカートに頭を突っ込み、リズは必死に布を下に引っ張っていた。白い太腿が見えてしまっているのに気付いた彼が、慌てて助け起こした。
「すみません。少し驚いてしまって、助けるのが遅れました」
腕を引っ張って立たせてもらったリズは、片手でどうにかスカートを下ろした。顔中舐められていたせいで、「けほっ」と小さく咳込んでしまう。