平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
「……わぁ、毛がふわっふわに……」
白くてモフッとした感じは、幼獣達くらいなものかと思っていたけれど、空気をたっぷり含ませると大人の白獣も同じであったらしい。
暴れ獣が、「ふんっ」とようやく落ち着いた様子で座る。
じっとしているだけで次第にまとまるくらいに、艶のある毛をリズはしばし眺めてしまっていた。声を掛けようとして、ふと気付く。
「何か呼び方を考えないと、呼び分けが難しいわね…………」
思えば、白獣、なんて呼んだら騎士持ちの相棒獣達がみんな反応しそうだ。
そう考えて、リズは「でも、どうしたら……」と悩んでしまった。
「一時的なものにせよ、名前って勝手に付けていいものなのかしら? みんな自分の相棒獣を名前で呼んでいる感じはないものね……」
その時、じっと様子を見ていた白獣が、不意に動き出した。
ガリガリと音が聞こえて、リズはハタと我に返った。何かしらと目を向けてみると、あの暴れ獣が足元に敷かれたチップをどかし、大きな爪を器用に一本だけ出して、地面に何やら刻んでいた。
白くてモフッとした感じは、幼獣達くらいなものかと思っていたけれど、空気をたっぷり含ませると大人の白獣も同じであったらしい。
暴れ獣が、「ふんっ」とようやく落ち着いた様子で座る。
じっとしているだけで次第にまとまるくらいに、艶のある毛をリズはしばし眺めてしまっていた。声を掛けようとして、ふと気付く。
「何か呼び方を考えないと、呼び分けが難しいわね…………」
思えば、白獣、なんて呼んだら騎士持ちの相棒獣達がみんな反応しそうだ。
そう考えて、リズは「でも、どうしたら……」と悩んでしまった。
「一時的なものにせよ、名前って勝手に付けていいものなのかしら? みんな自分の相棒獣を名前で呼んでいる感じはないものね……」
その時、じっと様子を見ていた白獣が、不意に動き出した。
ガリガリと音が聞こえて、リズはハタと我に返った。何かしらと目を向けてみると、あの暴れ獣が足元に敷かれたチップをどかし、大きな爪を器用に一本だけ出して、地面に何やら刻んでいた。