平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
――『騎士、新しい相棒誕生したら、名前を付ける。魔力で繋がると意思を共有出来る。そこで名前、呼ぶ。だから声に出す必要、ない』
それは文字だった。きちんと綴りの形も整っていて、自分が小枝でガリガリと書くよりもキレイでリズはびっくりした。
「あなた、すごく賢いのね!」
思わずパッと目を戻して告げたら、白獣が顔を顰めた。実につまらん質問だ、とでも言うかのような表情で、一旦土をならしてまたガリガリと刻む。
『白獣は人の言葉分かる。だから、こうして従える』
「あ、そうか」
言葉が分かっているから、先程も執務室まで大人しくついてきて、話し合われる内容を聞くためにも自分の隣にいたのだろう。
すごく賢いうえに、なんだか自分よりもしっかりしていそうな獣である。
「仮の名前を付けても大丈夫なのかしら?」
意思の疎通は可能と分かったリズは、獣本人に尋ねてみた。
すると、またしても「ふんっ」と鼻を鳴らされてしまった。小馬鹿にされている感がある。もしかしたら自分は、馬鹿か、と叱られた……?
「……考えてみたら、相棒となった騎士がきちんと名前を付けるのに、今ここで私がニックネームを付けるだなんて失礼な話よね。だって大切な名前だもの」
人の言葉が分かるのなら、尚更失礼な質問だったのかもしれない。
「勝手なことを言って、ごめんなさい」
リズは反省して心から謝った。呼び方については、そうしなくとも済む方向で他の何かを考えてみよう。
それは文字だった。きちんと綴りの形も整っていて、自分が小枝でガリガリと書くよりもキレイでリズはびっくりした。
「あなた、すごく賢いのね!」
思わずパッと目を戻して告げたら、白獣が顔を顰めた。実につまらん質問だ、とでも言うかのような表情で、一旦土をならしてまたガリガリと刻む。
『白獣は人の言葉分かる。だから、こうして従える』
「あ、そうか」
言葉が分かっているから、先程も執務室まで大人しくついてきて、話し合われる内容を聞くためにも自分の隣にいたのだろう。
すごく賢いうえに、なんだか自分よりもしっかりしていそうな獣である。
「仮の名前を付けても大丈夫なのかしら?」
意思の疎通は可能と分かったリズは、獣本人に尋ねてみた。
すると、またしても「ふんっ」と鼻を鳴らされてしまった。小馬鹿にされている感がある。もしかしたら自分は、馬鹿か、と叱られた……?
「……考えてみたら、相棒となった騎士がきちんと名前を付けるのに、今ここで私がニックネームを付けるだなんて失礼な話よね。だって大切な名前だもの」
人の言葉が分かるのなら、尚更失礼な質問だったのかもしれない。
「勝手なことを言って、ごめんなさい」
リズは反省して心から謝った。呼び方については、そうしなくとも済む方向で他の何かを考えてみよう。