平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
まずは、ここで暮らす戦闘獣の日課を覚えさせることから始まった。
ご飯やブラッシングの場所、訓練場所といった生活範囲から教えていった――のだが、まず、案内から全然うまく行かなかった。
カルロは首輪に繋げた散歩紐を、軽々と引っ張って好きな方向へ足を進めた。芝生だから怪我はないものの、リズは久々にびたーんっとやって引きずられた。
ご飯の場所は目の前でスルーされてしまった。
運動がてらの散歩コースは、全然指示通りに進んでくれなかった。
それでいて本館には向かわせない方向でいたのに、他の相棒獣を見てカルロは威嚇しにいった。
「だから喧嘩は駄目なの!」
一生懸命だったものの、叫ぶリズは見事に引きずられていた。昨日、彼が大暴れしたという現場を見ていなかったので、最悪の光景を妄想して半泣きだった。
とはいえ、本気の取っ組みあいをするつもりはなかったらしい。
カルロは芝生が終わる手前で足を止めて、本館の建物から出てきた相棒獣達を真っ直ぐ見た。
唸り声は大きくなくて、睨みつけてちょっと歯を剥く。
相棒獣達は、大きな新入りを前に警戒した様子を見せた。でも相棒である獣騎士から許可が出ていない状況のせいか、ピタリと足を止めて困惑中だった。
そのそばにいた獣騎士達が、リズを見てあわあわとしていた。
「リズちゃんが、うつ伏せに……っ」
「完全に引きずられている……」
ご飯やブラッシングの場所、訓練場所といった生活範囲から教えていった――のだが、まず、案内から全然うまく行かなかった。
カルロは首輪に繋げた散歩紐を、軽々と引っ張って好きな方向へ足を進めた。芝生だから怪我はないものの、リズは久々にびたーんっとやって引きずられた。
ご飯の場所は目の前でスルーされてしまった。
運動がてらの散歩コースは、全然指示通りに進んでくれなかった。
それでいて本館には向かわせない方向でいたのに、他の相棒獣を見てカルロは威嚇しにいった。
「だから喧嘩は駄目なの!」
一生懸命だったものの、叫ぶリズは見事に引きずられていた。昨日、彼が大暴れしたという現場を見ていなかったので、最悪の光景を妄想して半泣きだった。
とはいえ、本気の取っ組みあいをするつもりはなかったらしい。
カルロは芝生が終わる手前で足を止めて、本館の建物から出てきた相棒獣達を真っ直ぐ見た。
唸り声は大きくなくて、睨みつけてちょっと歯を剥く。
相棒獣達は、大きな新入りを前に警戒した様子を見せた。でも相棒である獣騎士から許可が出ていない状況のせいか、ピタリと足を止めて困惑中だった。
そのそばにいた獣騎士達が、リズを見てあわあわとしていた。
「リズちゃんが、うつ伏せに……っ」
「完全に引きずられている……」