平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
「あれ? でも絶妙に怪我はしてないっぽいな」
「……あの暴れ白獣も、一応は驚かせない配慮で声は抑えてはいる、のか……」
でも哀れ、と獣騎士達が揃って呟いた。
彼らの協力もあって、戦闘獣同士の喧嘩勃発は避けられた。カルロは相棒騎士達に止められて移動していく白獣達を見て、優越じみた顔で「ふんっ」と鼻を鳴らして相手の獣達を逆上させていた。ほんと勘弁して、とリズは思った。
元は、一匹狼みたいな野生白獣だったりするのだろうか?
カルロは相棒獣達と、なかなか仲良くなれそうにない気配だった。同族に目を向けられればツンッと無視するし、いちいち態度で煽って威嚇して小馬鹿にもする。
途中、遭遇したコーマックが深刻顔を向けてきた。
「…………リズさん、まだ午前中なのにボロボロでは……?」
「ことごとく喧嘩を売りに行かれまして」
弱った声でリズは白状した。
その横で、またしてもカルロが「ふんっ」と人様も馬鹿にする態度で、ジロリとコーマックを見下ろしている。
「すごく圧を感じる……。なんだろ、さっきまで一緒にいた誰かを思わせるような、理不尽な威圧感…………僕、何かしましたか?」
「他の人達にもそうなんです。とくに同じ白獣相手には容赦がないというか。白獣って、野生だと群れには慣れなかったりするんですか?」
「いえ、元々仲間意識の強い種族ですから、それはないかと。幼獣を守る習性もあるので、野生だと血の繋がりのない数頭が一緒にいるのも珍しくないですよ」
なのに、何故カロルは……と心底疑問だった。
「……あの暴れ白獣も、一応は驚かせない配慮で声は抑えてはいる、のか……」
でも哀れ、と獣騎士達が揃って呟いた。
彼らの協力もあって、戦闘獣同士の喧嘩勃発は避けられた。カルロは相棒騎士達に止められて移動していく白獣達を見て、優越じみた顔で「ふんっ」と鼻を鳴らして相手の獣達を逆上させていた。ほんと勘弁して、とリズは思った。
元は、一匹狼みたいな野生白獣だったりするのだろうか?
カルロは相棒獣達と、なかなか仲良くなれそうにない気配だった。同族に目を向けられればツンッと無視するし、いちいち態度で煽って威嚇して小馬鹿にもする。
途中、遭遇したコーマックが深刻顔を向けてきた。
「…………リズさん、まだ午前中なのにボロボロでは……?」
「ことごとく喧嘩を売りに行かれまして」
弱った声でリズは白状した。
その横で、またしてもカルロが「ふんっ」と人様も馬鹿にする態度で、ジロリとコーマックを見下ろしている。
「すごく圧を感じる……。なんだろ、さっきまで一緒にいた誰かを思わせるような、理不尽な威圧感…………僕、何かしましたか?」
「他の人達にもそうなんです。とくに同じ白獣相手には容赦がないというか。白獣って、野生だと群れには慣れなかったりするんですか?」
「いえ、元々仲間意識の強い種族ですから、それはないかと。幼獣を守る習性もあるので、野生だと血の繋がりのない数頭が一緒にいるのも珍しくないですよ」
なのに、何故カロルは……と心底疑問だった。