君とみたあの夏の流星群。
「碧都?何だか、顔色悪いけど、大丈夫?」
「ううん、コッチの話だから大丈夫。気にしないで」
「執事喫茶ってことは、碧都も執事服を着るってこと?!」
「うん、一応」
まぁ、執事服を着て接客なんて、ダルいから、途中で逃げ出すつもりだけど。
「そうなんだ!!絶対に碧都、執事服似合うと思う!!」
「……っ、」
目を輝かせた星祈が微笑みながら言うから、俺の心臓は、ドキドキとうるさくなる。
星祈に「似合う」だなんて、笑顔で言われてしまったら、執事服を着るのもありだなと思ってしまうほどに、嬉しくなる。