好きなんだから仕方ない。
パルドメールとヅヌダクの間で話が進み、ついていけていなかった。カナケトの名前と相棒が出てきているという事はカナケトが相棒を頼りにこっちに来ているかもしれないという可能性を話しているのでしょう。
「最初の試練の時、最後に立ち寄った町の宿屋の息子と友人です。エイミア様の故郷まで我々を乗せ、カナケトをパドという男の町まで案内してくださった方々です」
「じゃあカナケトはまだ息子さんと友人と共に?」
「長距離を移動するので恐らく。お二人は旅商人をしておられるので敵にならない可能性が高いと思われます」
パルドメールは険しい表情で私とクロエラの話を聞いていた。私や子供たちを守りながら逃げているんだもの、慎重になるのは仕方のない話だと思う。カナケトの事もあまり知らないだろうし、信用出来ないのも無理はない。
次の言葉を待っていた時、ヅヌダクの相棒である獣がガラスのない窓から入ってきてクロエラの頭の上に乗った。
「最初の試練の時、最後に立ち寄った町の宿屋の息子と友人です。エイミア様の故郷まで我々を乗せ、カナケトをパドという男の町まで案内してくださった方々です」
「じゃあカナケトはまだ息子さんと友人と共に?」
「長距離を移動するので恐らく。お二人は旅商人をしておられるので敵にならない可能性が高いと思われます」
パルドメールは険しい表情で私とクロエラの話を聞いていた。私や子供たちを守りながら逃げているんだもの、慎重になるのは仕方のない話だと思う。カナケトの事もあまり知らないだろうし、信用出来ないのも無理はない。
次の言葉を待っていた時、ヅヌダクの相棒である獣がガラスのない窓から入ってきてクロエラの頭の上に乗った。