好きなんだから仕方ない。
なんてでかい口を叩いてしまったんだと後悔していると、青年の使いたちが話し掛けてきてくれた。俺を受け入れてくれたんだ。

「良かったな、会いたい人が見付かって」

「パドメ様はずっと、あなたがエミィ様を笑顔にしてくれると信じておられた。だから、こちらへ連れてくるよう命じられたのですよ」

「でも俺、神様だったとは知らなくて・・・。俺みたいな魂が一緒にいて良いのか・・・」

「エミィ様が神だと知っておられたら涙を拭いたいと願いませんでしたか？」

それは違う。きっと神だと知っていても俺はここまで来た。誰であろうと彼女に惹かれ、彼女だから涙を拭いたいと思ったんだ。
他の誰でもない。彼女だったから心から幸せだと笑ってほしいと思ったんだ。その心に嘘偽りはない。それは本当だ。本当なんだ。
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