好きなんだから仕方ない。
「・・・楽しそうね」

「あぁ・・・。今やっと、神になって良かったと感じているよ」

「・・・うん、そうだね。・・・。今日は私の宇宙の資料、渡しに来たの」

「仕事が早くて助かるよ、ありがとう」

パドメの支配下にある星に住んだ魂たちは新しい命を何よりも大切にし、祝福していた。どこを見ても悲しい表情で出迎える者はいなかった。
神になって良かった、か。私は感じた事無いかもしれない。
それもそのはずよね。だってまだ神である実感が無いんだもの。自分を神だと認識できていないのに良かったなんて思うはずがないよね。
感謝を受け取ってからパドメの部屋を出た。ただ、どれくらい経っても妹みたいな存在って事には変わりないのね。ざらめの付いた大きめの飴玉を四つ分けてくれた。皆で食べてと。
ありがとうと感謝してから向かったのはリッヅの部屋だった。でも、皆思う事は同じなのね。
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