好きなんだから仕方ない。
協力はするけれど味方ではない。全ての試練を終えても決まらないという結果も有りとしよう。という事らしい。

「たぶん、今回は味方を見極める目に重きが置かれているだろう」

「誰の言葉を信じ、疑うか。綻びの先にある真実を知った上でどちらをするのかにも判決が揺れるかと」

「難しくてよく分かんねぇな。人の心を読むなんてよ」

三人で集まって悩んでいるだけでは何も解決しない事は分かっていた。でも、お互い分かっている事は一つ。話し合わなくてもお互い重きを置く場所が被る事はないと言う事かな。
最初の試練と同じできっと皆、バラバラの考えでそれぞれ動く。次男は専属の兵士なんだからと信じる事でしょう。それに比べ、長男は慎重に行こうと誰であっても疑って嘘を見つけようと努力する事でしょう。
専属の者には指示された物を隠し持っている事を正直に言って渡すのも嘘を吐いて隠し続けるのも有りとされている。
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