好きなんだから仕方ない。
彼女の寝顔を見ているとそんな事も忘れてしまう。自然と笑みが溢れてしまうのを抑えるのに必死になってしまう。そんな俺を見て四人も笑って茶化してくる。
相当体力を使ってしまったのか、エイミア様は明日の朝になるまで起きなかった。昼食も夜食もすぐ出せるように用意させていたが、全て専属の兵士一の力自慢であるカナケトの腹の中に収まった。
エイミア様も起床され、皆で朝食を取っていた時の事。長男に話があると言われ、皆で大広間へと向かった。もちろん朝食を取り終わった後での話だが、そこで俺たちはエイミア様がこの城に来た経緯を聞かされた。
「エイミア。お前の母親は俺が殺した。崖から落ちた俺を助けてくれたのがお前の母親だった。そしてお前の父親も一人、母親を助けようとして一緒に落ちていった。本当にすまなかった」
「お前を国に引き取ったのはその事実を隠すためだったんだ。お前の残された父親たちは広げる事はしないから連れていかないでくれと懇願してきたが、王族ではない彼らを俺たちは信じられなかった。お前を人質としてそばに置いておきたかったんだ」
相当体力を使ってしまったのか、エイミア様は明日の朝になるまで起きなかった。昼食も夜食もすぐ出せるように用意させていたが、全て専属の兵士一の力自慢であるカナケトの腹の中に収まった。
エイミア様も起床され、皆で朝食を取っていた時の事。長男に話があると言われ、皆で大広間へと向かった。もちろん朝食を取り終わった後での話だが、そこで俺たちはエイミア様がこの城に来た経緯を聞かされた。
「エイミア。お前の母親は俺が殺した。崖から落ちた俺を助けてくれたのがお前の母親だった。そしてお前の父親も一人、母親を助けようとして一緒に落ちていった。本当にすまなかった」
「お前を国に引き取ったのはその事実を隠すためだったんだ。お前の残された父親たちは広げる事はしないから連れていかないでくれと懇願してきたが、王族ではない彼らを俺たちは信じられなかった。お前を人質としてそばに置いておきたかったんだ」