蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「会うのは久し振りよね」
お互い平日は仕事もあり、もっぱらメッセージアプリの連絡をしているが、顔を見るのはどれぐらいぶりだろう。
「そうだね」
同意しつつ、私たちはメニューを決めて一息つく。
「何かよくわからないことになってるみたいね」
頬杖を突きながら美沙子は私をジッと見つめる。そんな美沙子に私は重い口を開く。
「卑怯なことをしたのよ。私」
さすがに抱いてくれと迫ったと、文字だけにするとうまく説明できる気がしなくて、政略結婚をすることにしたことを大まかに話していた。
「卑怯って?」
ごもっともな意見に、どこから説明しようかと悩んでしまう。
「蓮人兄さまを逃げられないようにしたのよ。私とは結婚したくなかったのに」
私とは結婚をしたくなくて、真翔君と結婚をさせようとしたこと、私が結婚してと頼んだことを簡単に話をする。