蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】

【迎えにいく】
うそ!?
その言葉に呆然としてスマホをみつめていたのだろう。美沙子が不思議そうに声を掛ける。
「どうしたの?」
「迎えに来るって……」
驚いている私に、美沙子はにこやかな笑顔を向けた。
「頑張ってみればいいんじゃない。幸せになってほしいよ」

「鏡花!」
そんな話をしていると、不意に美沙子が入り口の方をみて私を呼ぶ。その声に私も振り返ると、そこにはスーツ姿の蓮人兄さまがいた。
店内はほとんど女性客だったが、かなりの人が蓮人兄さまをチラチラとみている。


「もう近くにいたんじゃない?」
クスクスと笑う美沙子に、私は嬉しさと恥ずかしさから美沙子を軽く睨みつける。
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