蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「お食事中申し訳ありません」
爽やかな笑顔を浮かべた蓮人兄さまは美沙子に話しかける。
「いえ、もう帰るところでしたので大丈夫です」
さすが生粋の御曹司とお嬢様だろう。いつもとは別人のような笑顔でお互い挨拶を交わす。
そんな様子を見ていると、蓮人兄さまは私の方に視線を向ける。
「行けるか?」
静かに着かえれて私はバックを持つと、美沙子が会計をしようと店員さんを呼ぼうとしたのを、蓮人兄さまが小さく首を振る。
「え? よろしいんですか?」
「もちろんです。今日は妻の話を聞いていただいてありがとうございます」
美沙子が驚いたように言ったが、その後の言葉を聞いて私の方が驚きで目を見開いた。