蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「ありがとうございます」
小声になってしまったが、蓮人兄さまを見上げてお礼を述べる。
「ああ」
ぶっきらぼうに聞こえたが、そんな蓮人兄さまに私まで笑顔になった。
なんだかんだ、やっぱり蓮人兄さまは昔から私に甘い。
そんなことを思いながら、私たちは店を後にした。
「車で来ていますので、お送りしますよ」
「大丈夫です。私も迎えが参ります」
綺麗な微笑みを浮かべながら言った蓮人兄さまの言葉を、美沙子は丁重に断る。そしてそっと私の耳元に顔を寄せる。
「うまくいくよ。がんばれ」
その言葉に私は美沙子を見つめると頷いて見せた。
近くのパーキングに止められていた蓮人兄さまの車に乗り込み、初めて迎えに来てもらったショッピングモールに寄ることにした。