蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】

「とりあえず俺も今後継者争いの中にいるみたいだ。お前が俺でいいというならそれもアリかもな。政略結婚。俺にはメリットもあるし。お前は?」
表情を変えることなく言った蓮人兄さまの言葉が、ぐさりと心に突き刺さる。
でも、その言葉に私と結婚する意味が、蓮人兄さまにはあるということがわかった。
政略結婚の駒としては、私は有益なのだろう。

「私は……小さいころから政略結婚をすると思って生きてきていました。だから」
「誰でも同じか。お互い煩い両親や親族を黙らせられる。時期を見て婚約でも婚姻でも解消すればいい。契約とでも思えばいい」

自分にも言い聞かすように蓮人兄さまは言うと、部屋を出て行ってしまった。
相変わらずの冷たい対応に、私はこれから一緒に生活などできるのか不安が募る。
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