蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】

どうしてこんなことを自分から持ち掛けてしまったのか……。
あの時の自分の言葉を呪ってももう遅い。

大きなため息を付いたところで、蓮人兄さまはお母さんが持ってきた荷物を持って戻ってきた。

「とりあうずここに置いておく。時間をみて片付けろ。必要なものは紙に書いておけ」
それだけを言うと、蓮人兄さまは私の返事も聞かず、今度こそ部屋を出て行ってしまった。

ただの条件の為だけの政略結婚。愛も、やすらぎも、言葉もない。
その事実に私はとうとう涙があふると、ポタっと床にシミを作った。

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