わたしにしか見えない君に、恋をした。
今までにない真剣な眼差し。

あたしは湊の横顔をじっと見つめていた。

ねぇ、湊。湊はいつまでこうやってあたしと一緒にいてくれる?

湊と一緒にいられる時間はあとどれぐらいだろう。

最近、そんなことばっかり考えてしまうんだ。

湊の横顔から視線を外してUFOキャッチャーに目を向ける。

「……――えっ!!嘘!?」

アームが写真立ての角を押すと、写真立ては斜めになりそのまま景品出口に落っこちた。

喉の奥がひゅと詰まる。

あたしが今まで何十回やってもびくともしなかった写真立てを湊は一発でとってしまった。

「わわわ!!すごいよ!!超嬉しい!!」

写真立てを胸に抱きしめ大喜びするあたしを見て湊が笑う。

「ありがとう、湊!!」

「別にそんな礼言われるほど大したことしてないから」

「そんなことないよ!!嬉しすぎる~!!」

「……――俺が生きていれば……――」

湊がボソッと何かを呟く。

「えっ?何?」

「いや、なんでもない」

そう言って笑う湊の顔がさみしそうで、あたしはひどく切ない気持ちになった。

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