きっと、月が綺麗な夜に。
Aセクションが始まり、美矢が公園で歌うシーンと共に、子供たちが駆け回るシーン、ジャングルジムで必死に真顔を作ったカット、貴人が千明の手から離れて駆け回るところや見送る千明のアップ等、上手くカットを繋げて場面展開されて行く。

2日間で集めた動画を1つの作品に落とし込み、美矢の潜む闇と対象的な子供たちの光に包まれた映像が、上手く噛み合って1つの作品に仕上がっている。


公園の映像、公園から海までかけっこするのに通った路地、神社、そして海。

美矢の作り出した曲に、ケンゴが映像で返して行く。

まるで短編の映画を見ているみたいだ。大人の協力があったとはいえ、これを14歳の中学生が作ったとは、誰も思うまい。


2番サビまで終わり、ラストサビ前のセクション。貴人が作った砂の城、必死に駆け回る姿、そして、幼さの中に憂いを持った千明のカットが重なり、伸ばした千明の手と美矢の手が、リンクする。


ぞわ、と感動で鳥肌が立ったのもつかの間。雨の中必死に歌う美矢のカットでラストサビが終わり、力強く伸ばした腕を美矢が下ろしたタイミングで、最後千明が海に向かって目を細め、全ての映像が終わった。

……と思ったら最後、カットはまた美矢の視点に戻り。
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