きっと、月が綺麗な夜に。
その意味がわからない質問に対して、美矢は僕らみたいに笑いを堪えるでなく、んん、と短く唸ってぴん、と眉毛を引き上げた。
「あたしはとりささみとチキンスープの味がするやつかな。マグロもそこそこ」
奇想天外な問に奇想天外な答えを返した美矢に、笑いがおもらししそうな僕と武明先生との視線が噛み合う。あちらはもう、我慢の限界といった顔だ。
その顔を見たおかげか妙に気持ちが落ち着いた僕は、すん、と笑いが引いて凝り返しのように頬の筋肉がピリリと痛むも、ようやく元の表情に戻ることが出来た。
謎のやり取りをした2人だが、猫塚さんは音もなく美矢の方に歩み寄ると、ぽむ、と美矢の小さな肩に手を置く。
「今日は花壇の手入れからだ。お前、体力は大丈夫か?」
「はい、だいじょぶっす」
何の入門試験を見せられたのだろうか。全くよく分からなかったけれど、どうやら猫塚さんの中で『合格』だったらしい。
教職員皆で手伝うと言ってもあんなに鬱陶しそうに追い返されたのに、摩訶不思議とは、まさにこの事だ。
「あたしはとりささみとチキンスープの味がするやつかな。マグロもそこそこ」
奇想天外な問に奇想天外な答えを返した美矢に、笑いがおもらししそうな僕と武明先生との視線が噛み合う。あちらはもう、我慢の限界といった顔だ。
その顔を見たおかげか妙に気持ちが落ち着いた僕は、すん、と笑いが引いて凝り返しのように頬の筋肉がピリリと痛むも、ようやく元の表情に戻ることが出来た。
謎のやり取りをした2人だが、猫塚さんは音もなく美矢の方に歩み寄ると、ぽむ、と美矢の小さな肩に手を置く。
「今日は花壇の手入れからだ。お前、体力は大丈夫か?」
「はい、だいじょぶっす」
何の入門試験を見せられたのだろうか。全くよく分からなかったけれど、どうやら猫塚さんの中で『合格』だったらしい。
教職員皆で手伝うと言ってもあんなに鬱陶しそうに追い返されたのに、摩訶不思議とは、まさにこの事だ。