俺様パイロットに独り占めされました
「い、今は! ちゃんと同僚に替わってもらって、久遠さんのフライト担当してたんです!」
ムキになって食ってかかると、彼は『うるさいな』とばかりに顔を歪めて、軽く背を仰け反らせて逃げた。
「ああ、そ」
「久遠さんが降機されるの、待ってるつもりでした。でも、乗り継ぎのお客様を案内していて。急いで戻ってきたところで……」
言っているうちに、なぜだか悔しさばかりが胸に込み上げてきた。
そりゃあ、ミスばかりしている私が悪いんだけど。
それで、久遠さんに目をつけられたのも、自業自得なんだけど。
どうしてここまで、こてんぱんに言われないといけないんだろう?
私が悪いだけじゃない。
彼は冷酷で傲慢すぎる――。
「久遠さんは、言い方も態度も、意地悪で冷たすぎます!!」
意味不明に感情が荒ぶって、私は吐き捨てるように言ってしまっていた。
「……は?」
久遠さんが、ますます不快げに眉をひそめるのが、視界の端に映る。
「さっきのCAさんにも、あんな言い方……」
本筋から離れて、全然関係ない話題を蒸し返しているとわかっていても、抑えが利かなかった。
「纏わりついてきた、じゃない。って言うか、誘惑って……! 久遠さんは無自覚でも、思わせぶりなことしたからじゃないんですか」
ムキになって食ってかかると、彼は『うるさいな』とばかりに顔を歪めて、軽く背を仰け反らせて逃げた。
「ああ、そ」
「久遠さんが降機されるの、待ってるつもりでした。でも、乗り継ぎのお客様を案内していて。急いで戻ってきたところで……」
言っているうちに、なぜだか悔しさばかりが胸に込み上げてきた。
そりゃあ、ミスばかりしている私が悪いんだけど。
それで、久遠さんに目をつけられたのも、自業自得なんだけど。
どうしてここまで、こてんぱんに言われないといけないんだろう?
私が悪いだけじゃない。
彼は冷酷で傲慢すぎる――。
「久遠さんは、言い方も態度も、意地悪で冷たすぎます!!」
意味不明に感情が荒ぶって、私は吐き捨てるように言ってしまっていた。
「……は?」
久遠さんが、ますます不快げに眉をひそめるのが、視界の端に映る。
「さっきのCAさんにも、あんな言い方……」
本筋から離れて、全然関係ない話題を蒸し返しているとわかっていても、抑えが利かなかった。
「纏わりついてきた、じゃない。って言うか、誘惑って……! 久遠さんは無自覚でも、思わせぶりなことしたからじゃないんですか」