こじらせ社長のお気に入り
「笹川ちゃん、おはよう」
「お、おはようございます」
今朝はゆっくりしていたのか、いつもより遅めに社長が出社してきた。
キスのこととか膝枕のことを思い出して、なんだか社長の顔を見られない。けれども、ここは社会人として、ちゃんとお詫びとお礼を伝えておかないと……
「しゃ、社長」
「ん?」
「金曜日は、送っていただいてありがとうございました。それに、ひ、膝枕なんてさせてしまって、すみませんでした」
神妙な面持ちで頭を下げる。そんな私を見て、社長がニヤリと笑ってくるから、思わずドキリとしてしまう。
ドキリってなんだ、ドキリって……どう見てもこのニヤリは悪い方向のことでしかないだろうって、わかりきっているのに……
「さっきさあ、女の子達に〝送り狼にならなかったんですか?〟なんで聞かれちゃった」
「えっ……」
いちいち報告してくれなくてもいいのに。ていうか、ほんの少し前に、同じような質問攻撃を私も受けたばかりだ。
「なればよかったかな?送り狼に」
意味ありげな、色気たっぷりな視線を向けられて、ますます胸が高鳴ってしまう。
「お、おはようございます」
今朝はゆっくりしていたのか、いつもより遅めに社長が出社してきた。
キスのこととか膝枕のことを思い出して、なんだか社長の顔を見られない。けれども、ここは社会人として、ちゃんとお詫びとお礼を伝えておかないと……
「しゃ、社長」
「ん?」
「金曜日は、送っていただいてありがとうございました。それに、ひ、膝枕なんてさせてしまって、すみませんでした」
神妙な面持ちで頭を下げる。そんな私を見て、社長がニヤリと笑ってくるから、思わずドキリとしてしまう。
ドキリってなんだ、ドキリって……どう見てもこのニヤリは悪い方向のことでしかないだろうって、わかりきっているのに……
「さっきさあ、女の子達に〝送り狼にならなかったんですか?〟なんで聞かれちゃった」
「えっ……」
いちいち報告してくれなくてもいいのに。ていうか、ほんの少し前に、同じような質問攻撃を私も受けたばかりだ。
「なればよかったかな?送り狼に」
意味ありげな、色気たっぷりな視線を向けられて、ますます胸が高鳴ってしまう。