こじらせ社長のお気に入り
「山川さん。世の中に秘書と呼ばれる人は、何人もいます。そういう意味では、誰にだってできる仕事だと言えるでしょう」
いつのまにか笑みを消した社長は、真剣な、というより厳しい視線を山川さんに向けていた。
あくまで穏やかな声なのに、有無を言わさない雰囲気に驚いて、ただそのやりとりを見つめていた。
「でも、笹川は、私が望んで引っ張ってきた、唯一無二の秘書なんです。笹川だから任せたのです。それを否定し、笹川を傷付けるようなことは、誰であっても許すことはできません。すみませんが、今日のところはこれでお引き取りください」
「そ、颯太……?」
「お帰りください」
狼狽る山川さんに対して、社長はきっぱりと言い渡した。
でも、そこはやり手の女社長。早くも立ち直ると、キッと私を睨みつけた。
「あなた、なんなのよ。取引先の社長に対して、態度が酷すぎるわ。おかげで、颯太までこんなことを言い出したんじゃない」
「は?」
あまりの剣幕に、止まっていた頭が働き出す。いや、逆回転したかも。
目の前の綺麗な女性が、エイリアンに見えてくる。
「そういう態度よ!」
ついには、怒鳴られてしまった。
いつのまにか笑みを消した社長は、真剣な、というより厳しい視線を山川さんに向けていた。
あくまで穏やかな声なのに、有無を言わさない雰囲気に驚いて、ただそのやりとりを見つめていた。
「でも、笹川は、私が望んで引っ張ってきた、唯一無二の秘書なんです。笹川だから任せたのです。それを否定し、笹川を傷付けるようなことは、誰であっても許すことはできません。すみませんが、今日のところはこれでお引き取りください」
「そ、颯太……?」
「お帰りください」
狼狽る山川さんに対して、社長はきっぱりと言い渡した。
でも、そこはやり手の女社長。早くも立ち直ると、キッと私を睨みつけた。
「あなた、なんなのよ。取引先の社長に対して、態度が酷すぎるわ。おかげで、颯太までこんなことを言い出したんじゃない」
「は?」
あまりの剣幕に、止まっていた頭が働き出す。いや、逆回転したかも。
目の前の綺麗な女性が、エイリアンに見えてくる。
「そういう態度よ!」
ついには、怒鳴られてしまった。