新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~
「やっと来たようだ。悪いが少しの間、口を結んでいてくれるかい?」
「……? はい」
意味がわからぬまま返事をすると同時に、廊下と部屋を仕切っている襖が勢いよく開いた。
その先にいたのは、呼吸を乱したジョージさんだった。私たちを見るや否や、社長に向かって声を荒らげた。
「どういうつもりだ、父さん! 勝手に涼を連れ出したりして……!」
「だからお前もこうして呼んだんだろう。それよりも少し落ち着きなさい。他の客にも迷惑だ」
「……っ」
社長に言われて悔しそうに唇を噛みしめると、ジョージさんは襖を閉めて私のもとへ駆け寄ってきた。
「すまなかった、涼。大丈夫か?」
隣に腰を下ろすと、ジョージさんに心配そうに聞かれ、どう答えたらいいのかわからなくなる。
さっき社長に少しの間、口を結んでいてほしいと頼まれたもの。なにも言わないほうがいいんだよね?
だけどあまりにジョージさんが心配そうに私を見るから、「大丈夫です」と一言だけ伝えた。
「それならよかった。……でも嫌な思いをさせたよな。本当にごめん」
私に謝ると、ジョージさんは社長を見つめた。
「……? はい」
意味がわからぬまま返事をすると同時に、廊下と部屋を仕切っている襖が勢いよく開いた。
その先にいたのは、呼吸を乱したジョージさんだった。私たちを見るや否や、社長に向かって声を荒らげた。
「どういうつもりだ、父さん! 勝手に涼を連れ出したりして……!」
「だからお前もこうして呼んだんだろう。それよりも少し落ち着きなさい。他の客にも迷惑だ」
「……っ」
社長に言われて悔しそうに唇を噛みしめると、ジョージさんは襖を閉めて私のもとへ駆け寄ってきた。
「すまなかった、涼。大丈夫か?」
隣に腰を下ろすと、ジョージさんに心配そうに聞かれ、どう答えたらいいのかわからなくなる。
さっき社長に少しの間、口を結んでいてほしいと頼まれたもの。なにも言わないほうがいいんだよね?
だけどあまりにジョージさんが心配そうに私を見るから、「大丈夫です」と一言だけ伝えた。
「それならよかった。……でも嫌な思いをさせたよな。本当にごめん」
私に謝ると、ジョージさんは社長を見つめた。