新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~
 仕事は順調。同期の井手君とも切磋琢磨していい関係を築けている。

 最近では彼のほうがいい成績を残していて、ちょっと焦りを覚えるほど。担当数も私より多いし。本当、負けていられない。

 誰もいないエレベーターに乗ると、井手君は思い出したように言った。

「そういえば結婚式の準備のほうは進んでいるのか?」

「うん、なんとか」

 つい先日、ジョージさんと結納を済ませた。そして約半年後、私たちの挙式、披露宴が予定されている。

 ジョージさんとの結婚式ともなれば、それはもう大規模なもので……。さっそく準備に追われていた。

「楽しみにしてるよ」

「ありがとう」

 その後、井手君ったら「引き出物や料理はさぞかし豪華だろうから楽しみだし、営業をかけるチャンスでもある!」なんて言うものだから、思わず笑ってしまった。
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