クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
――カーン、カーン。
そのライアンの呼び掛けに重なるように、中央広場の鐘が鳴る。
「あら? 珍しい。中央広場への集合指示だわ」
二連打で打ち鳴らされる鐘は、集会の開催を報せる合図だった。
「後続の船が到着し、準備が整ったようだな」
「え?」
「高速船で先に来た幹部以外の、残りの騎士がそちらの船に乗っているんだ。これから女ばかりの居住に二週間、滞在することになる。直接、顔を合わせての挨拶と説明は必要だ。船が到着しメンバーが揃い次第、一堂に会する場を設けてもらえるよう、あらかじめ修道院長に要請していた」
「そうだったんですね」
向かう先が一緒とあっては仕方ない。私はライアンと並び立って、居住棟から中央広場へと足を向けた。
その中央広場を目前にして、私は内心でため息をついた。
……きっとしばらくは、皆から根掘り葉掘り追及を受けることになるわね。
理由がどうあれ、騎士団長と二人で現れたとあっては、姦しく騒がれるのは目に見えていた。
ところが、中央広場に続く最後の曲がり角で、突然ライアンがピタリと足を止めた。
そのライアンの呼び掛けに重なるように、中央広場の鐘が鳴る。
「あら? 珍しい。中央広場への集合指示だわ」
二連打で打ち鳴らされる鐘は、集会の開催を報せる合図だった。
「後続の船が到着し、準備が整ったようだな」
「え?」
「高速船で先に来た幹部以外の、残りの騎士がそちらの船に乗っているんだ。これから女ばかりの居住に二週間、滞在することになる。直接、顔を合わせての挨拶と説明は必要だ。船が到着しメンバーが揃い次第、一堂に会する場を設けてもらえるよう、あらかじめ修道院長に要請していた」
「そうだったんですね」
向かう先が一緒とあっては仕方ない。私はライアンと並び立って、居住棟から中央広場へと足を向けた。
その中央広場を目前にして、私は内心でため息をついた。
……きっとしばらくは、皆から根掘り葉掘り追及を受けることになるわね。
理由がどうあれ、騎士団長と二人で現れたとあっては、姦しく騒がれるのは目に見えていた。
ところが、中央広場に続く最後の曲がり角で、突然ライアンがピタリと足を止めた。