クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
修道院では、大型の四輪の荷車を複数台保有している。ブドウの収穫作業などに使われるそれらは一度に多くを運べるが、その分小回りが利かない。農道を引くにはいいが居住棟を繋ぐ歩行路を移動するには向かず、薪運びには使われていなかった。
「……ほう」
ライアンは私の言葉に、少し考え込むような素振りをみせた。
「まぁ、この調子で運べば昼の時間にも難無く間に合うだろう」
彼の続く言葉に、え?っと思って見上げる。
「ここでは、時間厳守が鉄則なのだろう? 君が昼飯を食いっぱぐれてしまっては大変だ」
どうやら彼は、私の独り言を聞いていたらしい。そうして私が間に合うように、手伝ってくれたのだ。
もしかしたら自身の仕事より、私を優先させてくれた可能性だってある。
「ごめ……、ありがとうございます。ライアンが手伝ってくださったお陰です」
謝罪を口にしかけて、けれど途中でここで私が伝えるべくはそれではないと思い直し、代わりに感謝を伝えた。
「なに、さっきも言ったろう。俺は君の助けになれて嬉しいんだ」
「……ほう」
ライアンは私の言葉に、少し考え込むような素振りをみせた。
「まぁ、この調子で運べば昼の時間にも難無く間に合うだろう」
彼の続く言葉に、え?っと思って見上げる。
「ここでは、時間厳守が鉄則なのだろう? 君が昼飯を食いっぱぐれてしまっては大変だ」
どうやら彼は、私の独り言を聞いていたらしい。そうして私が間に合うように、手伝ってくれたのだ。
もしかしたら自身の仕事より、私を優先させてくれた可能性だってある。
「ごめ……、ありがとうございます。ライアンが手伝ってくださったお陰です」
謝罪を口にしかけて、けれど途中でここで私が伝えるべくはそれではないと思い直し、代わりに感謝を伝えた。
「なに、さっきも言ったろう。俺は君の助けになれて嬉しいんだ」